★硫黄島戦没者遺骨収集★戦没者慰霊活動★小笠原兵団硫黄島守備隊★摺鉢山頂第一第二御楯特別攻撃隊

6月下旬から7月上旬にかけ、掘削調査立ち合い派遣要員として硫黄島に訪島して間もないが、再び数日後、今月24日から実施される本年度第2回遺骨収集派遣団の一員として再渡島する。

23日の夜関西を発ち、翌24日関東にて団員揃っての結団式。25日に渡島。翌月9日に離島帰還の日程である。

情報によると、今回は兵団司令部のあった北地区の一部の壕等と、旧元山飛行場辺りの地下壕での活動らしい。共に最近の地殻変動等で地熱は高い筈である。

振り返れば2か月前に2年半ぶりの渡島の合間の慰霊巡拝で島内を歩いたところ、かなり地形、と言うか海岸線の隆起で島の水際の景色が一変していた。短期間での大きな変化から推測すると、火山島の特性として地下に掘られた壕は、崩落や高温化が随所にみられると考えている。

遺骨収集と言っても、地表骨を探す場合と違い、地下壕に潜るとかなり気温も高く、長時間の連続作業は大きく体力を消耗する。炎天下での地表骨の収集もかなり堪えるが、いずれにしても熱中症に注意し、適度な休憩を取りながら作業を断続的に継続することが肝要である。一に健康に配慮して任務にあたりたい。

合わせて、今回も、時間が許せば摺鉢山頂上の御楯航空隊(特別攻撃隊)の碑にも参拝したく考えている。この島から南方に向かった第一御楯航空隊。米軍上陸の最中、木更津基地を飛び立って千に届きそうな数の米軍舟艇目がけて突っ込んだ第二御楯航空隊。彼らの碑にも参拝するのが筆者の毎度の通例となっている。

家族を想い、故郷を想い、祖国の安寧を願って孤島に死んでいった英霊達の御霊と、残されたご遺骨を、一柱でも多く一日も早くお連れして帰る。今回もこの務めに全力を盡したい。

(鎮魂の丘の碑)

拝礼 合掌

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