『平成30年度全国戦没者追悼式』日本武道館・天皇皇后両陛下ご臨席

例年終戦の日、8月15日に東京の日本武道館で開催される「全国戦没者追悼式」に参列した。

先の大戦のご遺族や縁者に合わせ、我々のような戦没者慰霊活動に携わる者も一部参列し、天皇皇后両陛下のご臨席や、総理経験者、三権の長、政党代表などもあわせ、盛大に開催された。

正午の時報と共に全員が黙祷。その後天皇陛下のお言葉をいただき、厳かに進められる。今上陛下のお言葉をこの場で拝聴するのは今年限りであろうと、しっかり聴いたつもりである。

参列に先立ち、今年も靖国神社にて慰霊同志との待ち合わせは例年と同じ。今年の同時刻の靖国拝殿参拝者の人の列の短さに少し驚いた。

終了後、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にも参る。靖国に比べるとかなり参拝者は少ないが、ここにも多くの人々が参られている。

ひとつしかない尊いその命を、後世の我々の国家の繁栄と安寧の為捧げられた英霊を祀るもうひとつの場所である。

遺族の方々にも増して、護国の英霊に崇尊の念を抱く国民が多いということはまだまだ日本の国は捨てたものではないと毎年思う。

再び靖国の社に戻り、時間を合わせた仲間で昇殿参拝を行う。厳かな空間と張り詰めた空気に酔う。願うことは自身の事は一切無く、英霊の安らかな眠りと感謝の念を伝えることのみ。

酷暑の今年、参拝者数こそ少なく感じはしたが、国民の多くが、今の平和で豊かで自由な日本の現状に感謝の念を捧げられる姿を見て、今年も上京し参列参拝できたことを幸せに感じた。

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