高速バス●東京大阪1,600円●格安夜行バスにて上京・ネット予約

明日の夜、戦没者の拝礼式に参列の為、大阪梅田より久々に夜行バスに乗る。

数年前まで、上京時よく高速バスを利用していたが、当時は「ツアーバス」や「定期バス」、「路線バス」など色々な名称で呼ばれるバス運行便があった。

通称もあるが、それぞれ所管省庁が違ったり、法的な違いがあったり、利用者にはその違いが判りにくく、移動の手段として選ぶ限りはその違いなどどうでも良かったが、深夜高速バスの大事故が契機となり、ツアーバスや路線バス等の管理法令は一つになったと耳に挟んだ時期があった。

要は運行安全管理が厳しくなり、運転手の睡眠時間の確保や疲労防止対策が一本化され、利用者としては安全を値上がり分で確保するというようなことで、筆者のような貧乏人の長距離移動手段は改悪されたに等しいとの感があった。

それ以降、他の理由もあって上京時はバスは使わず、自己責任で自身が運転し関西関東を往復するようになった。そして久しく時間が過ぎた。

今回、厚生労働大臣からの急な案内で、自身で時間をかけた移動の予定がどうしてもつかず、久々にネット予約のバス便を探すことになった。

以前は閑散期で最安値が3,800円前後だった記憶がある。管理法令が厳しくなったという先入観もあり、運賃が高くなったことは仕方ないとしてもいくらくらいの運賃が要るのか、5,000円程度の費用で移動できればありがたいと考え、数年前登録していた予約サイトを開いた。

制度が変わったからか、時間が経ちすぎたせいか、いずれにしてもIDが抹消されていて、仕方ないので一般的な「東京⇔大阪バス予約」と入力し検索、新たな予約サイトを開いた。

「ん?」。何か間違ったか、安すぎる・・・。大阪→東京1,800円、出発日や出発時刻によっては1,600円というのもある。調べていけば、神戸→大宮のような長距離でも1,600円。間違いない。三列シートやトイレ付、2,000円出せば二階建ての新型バスもある。そして、そのような「スタンダード」タイプというランクの範疇を表す文言にも驚愕。

これがスタンダードか?じゃ、デラックスは・・・?と考えもう少し検索して見たが、所詮は貧乏人、関係の無いランクの検索は時間の無駄と考え、閲覧するのをやめた。ただの興味本位で検索を続けるのは全く以って文字通り時間の無駄と悟った為である。

大阪も東京(千葉)にも大型のアミューズメント施設がある。そして企業も多い。その為人口の多い大都市である両地方からは大勢の利用者が見込める為、究極的にロスを減らせる運賃設定ができるのであろう。

しかしそれでも、最低経費は賄えるのだろうか。燃料代、高速代、運転手の給与、それにかかる福利厚生費や人事管理経費。それに事故や運休や地上勤務者の経費。広告宣伝費等の間接経費にその他雑費。それらを試算すると、どうしても赤字運行になっているのではないだろうかと、人事ながら心配になる。

もちろん、週末や休日の運賃は一気に3倍程度に上がる。おそらくこれで再三帳尻を合わせているのかもしれない。

いずれにしろ、新幹線や航空機と一桁違う運賃はたいていの事を許す気持ちになる。それを聞いた友人達は「大丈夫?そのバス。」とか「おんぼろ旧車両、最低のサービスだろう。」という。

それでも、予約し、実際に明日乗る身となれば「そんなこと無いはずだよ。」と思いつつも「そんなこと無いよ。」と答える。まあ、結果は明日の夜判明する。

関東からは池袋発で翌朝に大阪に着く1,600円の便を予約した。月曜日の深夜発、火曜日の早朝梅田着である。池袋では出発間際まで在京の友人たちと食事をし、翌朝梅田では着いたらすぐに立ち食いうどんでも食おうと考えている。

ちなみに、別宅の長野県飯田市から東京までの路線バスはどの便も4,000~5,000円位する。昭和中期の時代のような運賃は大阪圏に住む特典と考え、今後は極力気軽にバスで東京に行こうと考えている。

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