■関西の骨董市■台風21号の影響『兵庫県神戸護国神社・バザールイン六甲』

毎月第4日曜日開催の、兵庫県神戸護国神社境内にて開かれる「バザールイン六甲」。蚤の市である。

手作り用品やコレクターグッズ、そして骨董品に至るまで幅広いジャンルの出店者が集うユニークな市であるが、骨董品出店者の一人として、商品積み込みのタイミングが計りかねられた。

月一回のみの催しであるが、超大型台風、21号の接近に伴い危ぶまれたが、本日会主より電話連絡が入った。

当日は衆議院選挙の投票日でもあるが、強風による事故の未然防止のため、選挙管理委員会が立候補者の看板をも撤去する、という異例の事態が全国的にも続いており、ここ神戸でも同様の対応ということで、泣く泣く中止を決定したとのこと。

会主としては断腸の想いでの決定だったとは想像するが、出店者にとっても、月一回の逢瀬を楽しみにされているお客との大切な機会が無くなるわけである。

当然、近隣の骨董マニアの方々にはそれ以上の残念なことかもしれない。ここの市の出店者は、関西一円、京都、奈良、大阪、更には徳島まで特色のある物品を運び出店しているので、筆者のような同業者としても他の出店者の商品を眺める楽しみもあるので想像できる。

この寄稿をしているうちにも雨風が強くなってきた。おそらく、本日の新大阪東口チャリティーマーケットも中止であろう。列島の殆どのイベントで、屋外開催はまず全滅。屋内開催のイベントすら訪問客の出足はかなり悪いであろう。

この日の為に仕入れた商品や農産物。日のもたない物もあるので、その対処方法も考えなくてはいけない。

格安販売という手もあるだろう。次回まで保管という商品もある。仲介品の場合、一旦処分希望者に返還し、次月再び預かり販売を企図する、というような手間もあるだろう。

しかし、未だに、おそらく未来永劫、自然の気まぐれには到底太刀打ちできないと思う。

そう考え、素直に今月の神戸護国の市出店は諦めることにする。

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