■四国の骨董市■『徳島びっくり日曜市』■出店手続き

久々に取り上げる四国徳島の「びっくり日曜市」。

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京阪神間からの出店は気分的に遠く感じる距離である。なんせ、我々が学生時分は淡路島はおろか、四国というところは離島で、船か飛行機で行かないと踏めない土地だった。それが今、神戸垂水の山手から有料道に入れば10分で淡路島、1時間少しで四国の土を踏める。それも車に荷物を満載し、翌日には四国という島で簡単になんでも出店できるのである。隔世の感がする。

ということで、毎週日曜日に開催されている市ではあるが、とりあえず往復に慣れてきた身として、最近は所用のない限り毎月第一日曜には欠かさず参加するようにした。

出店には登録が必要である。地元では「繊維団地の日曜市」と言うと十分通用するがネットで「徳島びっくり日曜市」のホームページを検索。そこに直接電話をかける。少し詳しく紹介すると順序は以下の要領。

1.電話対応に出た職員に、出店したい旨とその為の手順を尋ねる。職員は大抵二三人の方で、電話でもかなり話しやすい。他の市の主催者が面倒くさそうに話す方が多いがここは気さくだ。

2.現地で取り扱いたい商品や内容を話す。その訳は同様の商品を扱う業者を集合させる意図があるようだが、筆者のように果実販売や骨董販売などジャンルの違うものを扱う予定の場合はあらかじめメインのみ伝えておくといい。登録後発行される名札にはそれらが記される事になる。

3.屋号や氏名、取り扱い品目等伝えた後は出店料等について確認する。基本現金書留で都度送金。出店料は他の市に比べかなり安い。小為替や口座間振替送金は不可。今時・・・だが、職員の手間軽減の為らしい。送金時に、郵便局職員から「何でこの金額で郵便代金の高い現金書留なんですか?」と不思議がられたことがあるが、返事に窮したことを職員には伝えたが現状は主催者の方針なので仕方なく諦めた。

4.二回目の出店予定が決まっていれば、初回出店時に都度設置される事務局窓口に行き、「預かり金」名目で先払いすることも可能である。その場合はその時点で空いている出店スペースの位置も決定する。近ければ直接赴けばいいが、遠隔地の場合は次回出店予定当日までに電話での場所変更は可能だ。

5.一旦支払い確認されれば、所用等での出店日時や場所の変更は毎回直近の木曜日までに伝えればいい。先日急な不幸で金曜日にその週の日曜から別の日に出店日時の変更を申し入れた事があったが、「規則だから」と変更は認められなかった。致し方ないことではあるがそのときの出店料は消え去り、再び現金書留で送金する羽目になった。

6.以前も簡単に紹介したが、ここの市は実に様々な商品があふれている。骨董、日用品、農産物、鮮魚はもとより生きた金魚やめだか、血統書のついた鶏やペットまで、さらには飲食店までもが多く存在し、それぞれのジャンルの商品が混在はしているが大体大まかにはかたまっているので、ある程度の場所の希望は伝えることができる。もちろん毎週出店する業者優先にはなる。

7.前後するが、初回出店は主催者の事務局本部前の指定されたスペースとなる。ちなみに会場の中心部になるので、商品によってはその場所が一番いいかも知れない。筆者は初回参加時には信州から直送のりんごを販売したが完売であった。

8.事務局職員は毎週正午過ぎには会場の清掃等で不在がちになるので、二回目以降の申し込みをしたい場合は午前中に申し出ることを勧める。現金で次回の会費を支払い、次回の出店希望日が未定の場合やかなり先の場合は預り証を受け取る。もちろん翌週の場合は場所決めもしておくといい。ただし、一旦場所決めしてしまうと金曜日以降に不慮の用等で不参加が明らかになった場合、出店料は返却されないことは覚悟しておかないといけない。なお、雨天決行のびっくり市であることも留意が必要である。

今回は出店手続きについて簡単に述べたが、毎週の参加業者は約350店とも言われ、それぞれに個別事情があるとはいえ基本的な事しか紹介していない。筆者は、ただ最近参加を始めた毎回出店しない不良出店者かもしれないが最近の事情として紹介させていただいた。

次回は出店者に逆に売り込みに来る客の話等、出店者側から見た色々な情報を紹介したい。

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