毎月８日の蚤の市。「いくたまさん」の骨董市である。前回投稿以来数回の出店を重ねた。
今年初めての先月１月８日は、生憎の天候で中止となった。筆者も正月疲れの発熱で前日の出店準備すらできなかった。
今月、２月８日は意気揚々、前日夜から所定の場所に車で陣取り、早朝から出品物を並べた。
午前７時過ぎ、主催者会主の集合合図で、一年の安全祈願と商売繁盛を期し、業者一同でお神酒にて乾杯祈祷。岡山、和歌山、奈良、滋賀、兵庫、大阪等々近隣各地の出店者がそれぞれ位置に着いた。
ここの市の特徴である正午からの競り市も普段どおり参加者が多く、少しは寒さの緩んだ中、いつものように和気藹々と時間は流れた。
ここの売れ筋商品はまじめな骨董品。リサイクル品ではなく、数十年来のブームだった茶器茶碗古民具などの道具類。大正ロマンや昭和レトロなどの玩具や日用品、そして武具や書道具、古の家具や掛け軸など、骨董業界では正統派といわれる商品が並んでいる。
最近は日用品の中古品やリサイクル品が多いフリーマーケットに人が流れやすいが、日本人として、そして日本文化の保護保存を命題として我々の存在価値を考えている身として、採算を度外視してでもこのような市には可能な限り出店していきたいと考えている。
夕刻、商品を片付け始めた出店者には、ありがたい「いくたまさん（生国魂神社）」のお札が配られた。
今年も頑張るので、会主に成り代わり、読者各位のご来場を期待している。
（以下写真は２月８日のもの）
