日本の風俗『来年の厄年』●神社表示看板書き換え奉仕●数え年・満年齢・大阪護国神社

日本の風習、というか、習慣がある。

「厄年」。

これは大抵の神社仏閣に行けば看板なり広告看板なりに表示されている。

数え年を基本としているので、大抵は年末の間に急ぎ書き換えられる。

筆者も、本職の看板屋ではないが、お世話になっている大阪護国神社の表示看板の訂正をさせていただいている。勿論本職ではないので全面書き換えなどできず、数字の一部訂正のみである。

「来年は元号も変わるので、新しい物を作られた方が・・・?」と提案したが「来年は来年、今考えることではない。」と窘められ、それよりも自身の心の中で(来年の事を言うと鬼が笑う。)とよく親に言われたものだと反省。確かにそうだ。

宮司曰く。「この頃は数え年が理解できない方が増えている。」それもそうである。学校で教えなくなったのは、もう数十年前の我々の世代でもそうであった。それでもまだ使われて居た時代だったので、家族や近所の高齢者から教わった。

いずれにせよ、その書き換えを奉仕としてさせていただいている限りしっかりと頭に入れておきたい。

さて、今回はその書き換えの様子の紹介のみに留めるつもりだったが話がそれた。

雨の中、塗料は乾かず、筆は昨年の物で実際には割り箸の先のような状態の穂先で、壁掛けの状態のまま補筆、それでも元印刷業界に痛みとしてもプライドからか、文字の形のみは正確に、と、普通なら二時間仕事が四時間以上もかかった。

まあ、とりあえず、参拝者に理解はできるだろう状態にはなったと一人安堵。来年こそはきちんと全てを奇麗な看板に変えたいと自身の技量不足を嘆く。

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