情報〇『飯田果実選果場・直売部今年限り?』速報・令和元年〇長野県飯田市・JAみなみ信州・桃梨りんご

速報です。公表はされていないと思いますが、消息筋から耳に挟みました。情報の確度は高いと思いますが、真実なら悲しい限りです。以下の情報は変更されることもあるかもしれません。ガセネタであることを祈っていますが取り急ぎ不確実ですが情報まで。

いち早く、センサーによる糖度計を導入し、南信随一の規模?を誇った飯田果実選果場が今年限りで地域の果物の選果をやめるという噂を耳に挟んだ。

7月末の桃の収穫の頃はまだ選果をするというが、その後、梨の選果時期を最後に、りんごの季節になると予定では飯田市より北側の松川町にある選果場にその業務を移行するという。

この二三年の間に、松川選果場の糖度計も最新の物が導入され、かつ、日本のリンゴ産地南限の地が温暖化により漸次北上。数年前に飯田市の南に位置する下條村などの選果場を統合してこの地域の果物を一括選果していた大規模な飯田選果場が選果をやめるのである。

温暖化の影響とは言え寂しい限りである。

アイターンで東京から飯田に来て約20年。当初街路樹にリンゴの実がなっているのを見て驚いた筆者ではあるが、その二三年後に飯田果実選果場を知り更に驚愕。果物1コンテナ約10キロ入りが、その最盛期になると300円という破格を通り越した値段で直売されるのを見て、リンゴや梨は一玉20円もすると高いと思うようになった。

口コミで広がり、10年くらい前からは「尾張小牧」「三河」「浜松」「豊橋」「岐阜」などのナンバーの乗用車におばさんたちが相乗りし買い付けに、またここ数年は早暁からおじさんも含めそれらの人達が並び、整理券さえ発行されるほどの人気に・・・。実際、収穫量の多い年やその季節には1コンテナが、小玉というだけで約40個で300円~500円。そして何コンテナでも購入OKというのだから他地方からの人が群がったのは当然であろう。

近年は収量が一定せず、総量も減ってきたのか、はたまたネット社会になり、直販の農家も出現してきたのもあろうが格外果ですら値が高騰してきていた。

そこに来て、遂に選果場の統合である。

選果の工程ラインはかなり大掛かりである。従業員もかなり多く、地域の良き雇用促進にも貢献していたと感じている。

選果後の格外果については昔は「ゴミに出すと処分費が高くつく。」という理由で格安直売されていたが、また、それを引き受ける関西や東海、関東の果物商が手配した大型10トンコンテナ車などが何台も並んでいた光景が普通であったが、今ではそれも少しずつ減り、国民生活の変化からも、この地方の格外果実は「ゴミ」から「原価で買える訳あり商品」に変わりつつあった。選果された果実についても以前とは違い、少しずつではあるが値打が出てきたというのが現状であろう。

時代の流れという事情で、またJA南信州の経営上の理由でもあり、この秋以降の選果と直売が終わるのはその恩恵を被ってきた身としては悲しいが、仕方ないことであろう。

今月末からの、桃、梨の季節には可能な限り通い詰めたいと考えている。

選果場に付属の加工場などの部門についても、今後どうなるか、一度正面切って問い合わせに参上したい。

(タイトル写真は昨冬、りんごの時季のもの)

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