来る4月8日から11日までの四日間、皇居と赤坂御用地の勤労奉仕に励むため上京する。
今年は、就中今月は平成最後の月である。毎年この月、友人が代表を務める団体の一員として参加している。
天皇陛下のご譲位が決定した昨年頃からこの時期の勤労奉仕は希望団体が増え、特に今年は高倍率の抽選だったと聞く。
期間中、天皇皇后両陛下の、また赤坂御用地では皇太子殿下のご会釈を賜ることになることを目して参加希望の団体が増えたことによる抽選であることは明白である。所謂ミーハー団体がかなり増えているのだと考えている。
高倍率(?)を潜り抜け、今年も我々の団体は指名された。これ、偏に長年続けてよく動く若手中心の我が団体の評価が良かったことによると考えたい。案内や作業指示をいただく宮内庁職員の意見もあるのかもしれないと感じるほどの、二十年近く全国の仲間を引率し、続けてきた団長の努力による結果だと密かに信じている。
目的は勤労の奉仕。両陛下や皇太子殿下から直接ご会釈いただくことを目的とするのではない。時にそのような団体に遭遇して、過去、嫌な想いを時折感じてきた。
平成から令和へ。この時期、平成最後の月として両陛下の多忙は想像に難くない。あるいはこの週から「ご会釈」は無くなるかもしれない。しかし、それが目的ではなく、日本国民の幸せとして、更なる滅私奉公に努めて終えたい。それが、現在の祖国の繁栄の為、命をささげた先の大戦の戦没者に対する慰霊の表現の一つであると考えている。
英霊達よ。あなた方が命を捧げた天皇陛下に、我々が成り代わって奉公してきます。過去の年のいつものように「戦没者の慰霊活動をしている者たちの団体です。」と今回も自己紹介して務め上げてきます。
拝礼 合掌