戦没者慰霊●『硫黄島協会阪神支部』慰霊祭・総会●大阪護国神社

本日11時から、筆者が所属している「硫黄島協会」阪神支部の、硫黄島戦没者慰霊祭が大阪護国神社で催行される。毎年3月の第4日曜が定例の日である。

硫黄島戦没者遺骨収集帰還事業に参画し早や7年。個人的には一昨年の11月以降、実施回数の減った本年度は渇水や諸般の事情で渡島すらできなかったが、その間も我々の仲間が幾柱もの英霊のご遺骨を収容してくれている。

新たにお迎えしたご遺骨の身元は、戦後70数年経ち、その殆どが身元判明すらできない現状ではあるが、総ての英霊の御霊に安らかな冥福と、現在の平和で豊かで自由な世の現状を報告し、ご挨拶させていただく節目の日でもある。

ご高齢で、また、勤務の関係で、そして思いとは裏腹に諸事情でどうしても参列できないご遺族や協会の趣旨への賛同者たちの分まで祈りを捧げて来るべく誓う。

大阪護国神社本殿内での慰霊祭の後、参列した者全員で神苑内の会館にて会食、昨年の慰霊祭以降の活動の報告や近況などを話しつつ、英霊に縁ある仲間との親交を深めてくる所存である。

そのことも、硫黄島戦没者への大きな慰霊活動のひとつであると信じる。

今夜もそんなことに思いを巡らしていると、あと数時間も睡眠は取れない時間になってきたが、不眠不休、慢性的な飢えと乾きに絶え、生還の希望なき中、後世の我々の為にその尊い命を賭けられた英霊のご苦労にきちんと応えたく、ますます目が冴えてくる。

参列には今回は上着のみでも当時の国民服で参列の予定。少しは親しく英霊にお会いできることを祈念している。

拝礼 合掌

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