■お初天神・蚤の市出店■露天神骨董市・大阪梅田

待望のお初天神に初出店した。

ゴールデンウィークの5月5日。この市は基本毎月第一金曜日か、雨や祭礼等で中止になった場合は第三金曜日に立つ。

関西第一のオフィス街と飲食街の狭間、北新地から信号を渡れば数分でつく距離、それでいて古くからの西天満老松町の骨董屋街からも数百メートル。どんな客層が集まるか楽しみだった。

国道1号線と2号線の分岐点、というよりどちらも起点。その他に国道25号、26号、163号、165号、176号の起点でもあり、古来交通の要衝であった梅田新道交差点の北東角に今はビルやアーケードに囲まれてひっそりと鎮座する神社である。曽根崎心中の舞台でもある。

実は、ここは筆者の子供の頃の生活圏であった。交差点をわたると通った小学校の校区、中学はここから徒歩15分のまさに地元の神社である。今でも夏祭等の際はクラスメイト等が講の頭などを務めている。今回知ったが宮司も大阪で一番生徒数の少なかった我が母校の先輩であった。今は住人自体が殆どいない為既に廃校になってしまった数少ないOBである。

このような商業地であるのでお客は来るのかと不安でいっぱいであったが、全国に名の通り、かつ生まれ育った地元の神社での出店という機会に、遠路はるばる早朝五時過ぎから乗り込んだ。しかし既に多くの出店業者が揃っており、まずは挨拶回りから・・・。

さて、初めての出店市なのでどんな客層にも対応できるようにと、大小新旧いろいろなジャンルの骨董品や工芸品、そして収集家が喜ぶようなものを数多く持参したが、オフィス街にもかかわらず早朝から骨董マニアの方々が・・・。

それもそのはず今日は大型連休の中日だった。時間がたつにつれて日が昇り暖かく。そうすると今度は女性を中心とした欧米の白人客、昼前には中国人や韓国人、東南アジア人と国籍問わずかなり多くのアンティークマニア、そして市の風物を観光するカメラを持った外国人たちが詰め掛けた。

信州で仕入れた大きな木挽き鋸や、日本刀等の外国人が喜びそうなものをまた慌てて並べる。陶磁器や書道具、古写真等も並べ出し、与えられた場所いっぱいになったのが災いし、帰る頃には他の業者が全て帰った最後になるという始末であった。

古くからの業者に聞くと、やはり今日は客層がかなり違うということで次回も同様、多岐にわたる商品を準備しなければならない必要性を感じた。

筆者が出店する他の市とは違う、がさついた所のない客層、落ち着いた商品が売れ筋という独特な雰囲気、かつ林立するビルの谷間ののんびりとした時間の経過。周りの喧騒とは隔てられたこの不思議な環境の下での出店はこの先も可能な限り続けて行きたい。

ちなみにこのブログの読者にひとつ出店者としての情報を紹介したい。個人の感覚の違いはあると思うが、この市に出店する業者の人柄はかなり良く、客を騙し自己の利益ばかりを追うような出店者は見かけなかった。同業者としてすばらしい市だと感じた。末永く繁盛することを祈っている。

以下に当日の様子等、周囲の光景、神社の風景とともに少し写真で紹介しておく。一度お出かけいただければ幸いである。

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