『白玉龍文裏穀粒文玉璧』

 初回紹介は中国古代の『白玉龍文裏穀粒文玉璧』です。

SN329287

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SN329288

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おそらく後漢末期の墳墓からの出土品と思われます。破損修復の痕はありますが、本品が欠損の無い、状態の良い物である事は映像からも確認できます。また、現在では表面が土沁(長時間の土中埋没により透明度や色の変わる事)しており、一見透明感はありませんが、投光することにより透明感のある白玉であるということが確認できます。

『璧(ヘキ)』とは、古代支配階級もしくはその周辺に居た貴人達の佩用した装身玉のひとつで、そのデザイン、大きさ、造形(正円形とは限らない。)の違いはおろか、地方や時代による玉質の違いも多岐にわたる代表的な玉器です。よく使われる「完璧」という言葉の「璧」の文字で表されます。

以下に今回紹介の『璧』の表裏写真を掲げます。その造形をお楽しみ下さい。

SN329295

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SN329291

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SN329294

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 次回以降、様々な玉器を紹介していきたいと考えていますので時折ご覧いただけると幸甚です。

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