★硫黄島戦没者遺骨収集★掘削調査立会い派遣★小笠原兵団硫黄島守備隊★戦没者慰霊活動

厚生労働省主管の硫黄島戦没者遺骨収集帰還事業の、令和元年度第二回掘削調査立ち合い派遣に参加する。6月16日~7月1日までの期間。その間、内地の環境とは隔絶された小笠原村火山列島の主島、硫黄島に滞在する。

硫黄島の地勢や環境、現在の様子などは以前に紹介したので割愛するが、今回の掘削調査立ち合いは、以前も何度か要員に選ばれ準備してきたが、直前になり、防衛省の都合や島の渇水の影響などで尽く中止や延期になってきて、未だ未経験である。

以前の立ち合いは、壕や埋葬地、陣地などのような、実際に遺骨を収容するような際に如何程の人数や期間が必要かという積算能力迄求められたが、最近は滑走路周辺の掘削立合いに重点を置いているようで、実際に何か出てくるか、出てこないかの確認作業が重点になるようだ。

その為とは言い切れないが、今回は日本遺族会と筆者が所属する硫黄島協会の二者と、厚労省から委託を受けている遺骨収集の為の推進協会担当者のみの少人数である。実際にご遺骨を収集する為に数十名が同時に参加する遺骨収集団とは勝手が違う。

出発は関西から平日の深夜バス。帰路も同じ手段を使う。基本的にボランティアであるので、その間の嗜好品や生活にかかる経費は自身で負担する。少人数の為、人に頼ることはできないので全ての事に配慮した準備が必要である。

祖国の未来のために命を賭して戦われた英霊の御霊に、衷心より哀悼の意を捧げ、今回も滅私奉公、精励して来たい。

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