随分時間が経ってしまった。しかし、開催前に紹介したので遅まきながら報告したい。
去る4月7日、大阪護国神社境内にて「同期の桜を歌う会」が開催された。そして、そこに戦時グッズを集め、小店数でいろいろ展示、出品した。
実は遡ること1週間。昨年まで大掛かりに境内で開催されていた同名の『歌う会』が廃止になり、「有志が集い再興継続すると言うので、その会場に懐かしい軍装品などを展示販売できないか?」と言って誘っていただいた当神社宮司が3月31日急逝された。
有志含め、全員が開催を躊躇したが、ご遺族から「故宮司も熱望していたことなのでぜひ開催してほしい。」とのことで、結果、予定通り開催の運びとなった。
過去の『歌う会』より規模は縮小され、急遽の開催ゆえ参加者も減ったが、当日は天候もよく、戦時歌謡の大好きな方々が集まって、午後の数時間、軍歌を中心に賑やかに開催された。
筆者としては、気がつけば、にこりとした宮司が、いつものように腕を組み、満足気に近づいてこられる気が何度もした。おそらくその御霊は本当にその場に居られたような気がしている。並べた商品も、宮司の喜ぶお顔見たさに色々集めてきたので・・・。
当日は、護国神社に祭られている英霊と故宮司に黙祷をした後開催されたが、軍装をした若者達や、海軍帽を被った老人まで、そして、日の丸や軍艦旗を振る一般人まで、終始懐メロに包まれ全員楽しまれたようだ。見ている我々も楽しんだ。
軍隊に関する物の他、当時の珍しい物、そして懐かしい物など中心に沢山出品し、展示した。終了解散後も、軍装マニアの若者などと色々話し、遂には後日発送という事でSP版の手回し蓄音機なども譲渡した。
末尾に当日の光景の写真を少し添付する。来年には更に盛会にするべく、我々出店者としても応援していきたい。
ちなみに、終了後片付け完了、撤収は暗くなる直前までかかり、その足で東京まで車を走らせた。大阪護国神社に祭られている英霊の御霊と宮司の御霊を背中に、翌々日からの勤労奉仕で皇居に向かうために・・・。そして4日間の奉仕の後、靖国神社にも一緒に参拝をさせていただいた。
英霊、宮司、喜んでいただけたかな?