『年代物梅干』梅干レシピ・白梅酢赤紫蘇無し・田舎暮らし・塩分20%が昔の常識・最高に美味い!!

20年ほど前から毎年大量に漬けた梅干。飯田産中梅(竜峡小梅等の小梅が中心の地域なので、中梅とは言え、かなり大粒)。

 
塩分18%強。この年は赤紫蘇での色付けはせず、塩分はそれ迄の20%から落とした頃。他に一切の添加物無し。
飯田の蔵に貯蔵の、その内の一瓶を先日開封。熟成し最高に美味い。
「特、上、並、小、破」の5ランク。写真の物は「上」。

 
平成20年。この年は自身が盆に関西へ帰郷したようで、8月11日と31日の2日間と夜干しのみ。干し時間は夕立を避けたせいか、それぞれ4時間と4~6時間(27キロ近くを漬けて干し、一粒一粒数回裏返したので、粒ごとに干し時間が微妙に異なる)、それに夕刻から翌朝迄の玄関内での夜干し。
強光線下での干し時間が短いので白梅酢をひたひたに入れ保存したが、今では白梅酢はねっとり・・・。

 
この頃は毎年数十キロ単位で漬けて干していたが、土用干しの頃は夕立が多く、盆の酷暑の頃に干すので(連休でないと三日間干しも出来ず・・・という事情もあり)、この年前後の7~8月は両親や家族のいる関西には帰らず、仕事の休日である土日は空とにらめっこで、夕立の無い気配の日は終日梅との格闘であった。それが楽しかった。
勿論梅の選果、水洗、一粒一粒の水気ふき取り、竹串によるヘタ取り、漬け込み等は大変だったが、全ては天候次第でその事が一番恨めしかった。
 
今回の今もって13年半物。繰り返すが、食えば俗に言う和歌山南部の南高梅やどこの産地の味付け梅(調味梅干)より格段に美味い。
死ぬまでには、蔵に大量貯蔵の半分も食いきれない事は明白なのに、一粒一粒に思い入れがあり、頒布も贈答も考えていない。
恐らくこの可愛い梅干達と共に人生を終えるのだろう。
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