『訃報』露店骨董商の鏡・信頼できる先輩の逝去の報・大悲・悲報・別離・哀悼・ご冥福・合掌・拝礼

6月7日。本日午前、人として尊敬していた同業先輩が本日未明逝去との報を受ける。
本人から一昨日入院と聞いていたので昨夕電話したが出られなかった。会話は一昨日が最後。数日前、握手をしながら互いの目から溢れ流れた涙は、今まで言えなかったがこの時をお互い知っていたからなのだろう。
想えば筆者が靖国神社の露店市出店から始め、関西にても露店活動を始めた頃、大阪某地で出店中の彼に突然声を掛け色々助言いただき、その後もライバル(?)として兄貴として先輩として数えきれないくらい色々とお世話になった。
立ち飲みにも行った、有名な寿司屋でも一献交わした。日頃は我との商品取引にも百円単位で争ったやり取りをした。しかし連れられ行った高級鰻屋では一膳数千円以上ものうな重を友人共々いただいた。今度は入院した彼に我が返す番と、稀有な琵琶湖産鰻を一昨日から探している最中の急逝だった。
会話時は失礼にもいつもため口友人言葉で・・・、でも許してくれた。享年80は超える筈の、客にも同業者にもファンの多い、いつまでも茶目っ気たっぷりの少年のような骨董商だった。
出会って仲良くなり、五、六年という短い間だったが本当に色々楽しかったし、日本初の事業を成功させた過去など、多くを教わった。
家族葬で通夜、告別式を一両日中に行うとの事。
今日は何度も初夏の空を眺めて、沈んだ一日だった。
拝礼合掌
(まだ、ご家族からは連絡はないが、どうしても早く、安らかに永眠してくれと伝えたく・・・。表題の写真は過日彼から購入した物。悲しみが薄れるまで、暫く商品にできなくなった。そんなものが沢山ある。)
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