『プランター栽培・しし唐・辛い・見分け方』について・夏野菜

パソコンやスマホで「辛いしし唐の見分け方」「シシトウ・辛さ・違い」などの語句でネット検索すると、驚くほどの記事が並んでいる。結論からいうと、残念ながら内容は驚くほど同じ内容で、たまにアレッ?と思う間違った内容の記事もある。このブログへの訪問者の中にも、その確実な見分け方を求め訪問された方がいると思うので、取り敢えず冒頭でその平凡な回答については先に述べておくことにする。

●辛い物の見分け方

・形状がいびつ

・先が細い

・種がすくない

・他のものに比べ、比較的小さい

・ヘタ(ガクの部分)が円形に近い

・表面の皺がすくない

・光沢が無い

その他、諸説あるが、いずれにしても元は辛い唐辛子の品種改良した物。先祖返りで辛いものも当然出てくるし、何より生育時のストレスがその原因であるので、夏場に陥りやすい「乾燥」「酷暑」「強光線」等による生育不良が原因のことが多い。最近では温暖化による影響もあるであろう。いずれにしても、プランターや植木鉢での栽培ではよほどの達人でない限りは、日々沢山できる実を全て辛くない物にしてしまうというのはかなり困難と考える。

品種による違いも大きい。農家の実生栽培で作る場合は、特に他の唐辛子類との自然交配の物も生まれやすく、また、販売されている苗から育てる場合でも、その親の素性についてはなかなか知ることが出来ないので、完全に辛くない物ばかりの収獲を望むことは更に難しいと考える。いっそのことかなり性質が固定した万願寺唐辛子などの品種を育てる方が、辛いのが苦手な方には望ましいと考える。

高知県のような出荷量がかなり多い地域の農家でも、出荷時は前述の条件を目視で選別し出荷しているとの事だが、あくまでもそれも経験則に頼るもので、完璧とは言えないようだ。プロの唐辛子農家においてもこのような状況なので、我々家庭菜園レベルの物や鉢植え栽培では更に完璧を期するのは困難であろう。

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小家でも鉢植えでしし唐と万願寺唐辛子を育てている。本業の農家よりは辛い物の確立は高くなるだろうが、その対応策としてこの二種類植えている。幸い、辛いものは嫌いではない方なので、楽しみながら一つ一つ口に入れその辛さ自体を味わっているが、可能な限度であればカレーに入れたり薬味唐辛子としても使えると考えている。調理や料理方法で辛さを減らすためには、種を抜き、一番辛いと言われる上部と先を切り取って調理するというのも一つの方法であろう。

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秋口のほうが辛さが緩むという。残暑を乗り切るため、カプサイシンやビタミンCの多く含まれているしし唐で、辛さとスリルを味わってみてはいかがであろう。

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