関西骨董市・最新情報・新型コロナ禍下での元気な蚤の市「日の丸マーケット」・奉納イベント併催

早や、丸2年になろうとしている新型コロナによる自粛風潮。

そのお陰で、関西でも数多くの骨董市が、中止、自粛、再開、再中止・・・との憂き目を見ている。大規模な骨董市とだけとっても京都北野天満宮、東寺、大阪の四天王寺。その他中規模の蚤の市やフリーマーケットでも、いくたまさん(生國魂神社)、新大阪東口フリマ、堺の地場振、丹波篠山お菓子の里の蚤の市等々、断続的な開催が続いていて、出店者側も来場者側も情報の取得に暇がない状況である。

そんな中でも、大阪市住之江区の住之江競艇場の東向に位置する大阪護國神社境内で開催されている「日の丸マーケット」は、雨天決行を決意として、神社に祀られる御祭神の慰霊顕彰(全国にある護国神社は明治以来の戦没者や、消防、警察などの公務で殉職された方々の御霊を祀っている)を旨に、御祭神に寂しい思いをさせないというコンセプトで休まず毎月開催継続している。令和3年8月度は第48回、丸4年目の開催でもあった。

開催日は、「月末日の前日開催」という、説明し辛い開催日だが、「大の月」は30日、「小の月」は29日というのが定例開催日である(例外として12月のみ、毎年固定で23日(祝)の開催である。)これもだいぶん周知されてきて、来場者はかなり増えてきたようである。

江戸や明治の古民具や武具、茶器、花器等の昔から言われてきた所謂「骨董品」をはじめ、海外や古代の珍しい文物、昭和レトロ大正ロマンといった文房具や着物などに至るまで、また初出し屋による掘出し物専門の出店者たちがテントを並べる様はなかなか見ごたえがあると感じている。勿論、他ではあまり見かけない御祭神ゆかりの軍装品や戦時グッズなども並べられている。

出店者は大概早朝6時~7時くらいの間に入場し準備を始めるが、同時刻ごろからマニアや掘り出し物を探す来場者で8時半くらい迄は賑わう。その後夕刻までご近所の方や他府県のような遠方の方々が五月雨式にご来場。開催初期の頃から「ここの骨董市は、ゆっくりじっくり商品の品定めができる。」との評判もある。

今年初夏より、奉納イベントの同時開催も始まった。日中の時間帯に、居合の演武試斬や奉納太鼓など、年に数回のペースで併催している。今年10月には本年2度目の「戸山流居合道」の演武試斬。11月には和太鼓奏者による奉納太鼓を予定している。

居合演武試斬(5月)

アフリカンドラム・奉納ジャンベライブ(5月・7月)

初期の頃、15店ほどで頑張っていた蚤の市ではあるが最近は40店舗に迫る勢いの元気な「日の丸マーケット」。お時間あれば覗いて見られることをお勧めする。(当然、マスクはご着用の上、3密を避けて・・・。)

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